東大駒場量子情報理論研究室のページにようこそ!
髙木研究室では、物理学、情報科学、計算科学それぞれの視点を横断的に用いながら、量子系の本質的な性質を操作的な観点から明らかにすることに興味を持ち、主に量子情報理論の基礎的な研究に取り組んでいます。 量子情報分野の問題に幅広く興味を持っていますが、特に力を入れている研究トピックとして
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量子リソース理論
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量子エンタングルメント理論
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量子熱力学
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連続自由度系の量子情報理論
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量子誤り訂正・抑制理論
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量子アルゴリズム
があります。研究議論や研究室見学などご興味ありましたらお気軽に ryujitakagi.pat[at]gmail.com までご連絡ください。
ニュース
2025 5月 | Dynamic programmingの量子的拡張を導入した論文がPhysical Review Lettersから出版されました。Nanyang Technological University SingaporeのJeongrak Sonさん、Marek Gluzaさん、Nelly Ngさんとの共同研究です。 |
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2025 5月 | 今年3月まで当研究室に所属されていた三橋さんのrandom unitaryに関する論文がPhysical Reivew LettersとPhysical Review Aから出版されました。 |
2025 4月 | 量子熱力学に関する論文がPhysical Reivew Lettersから出版されました。熱力学操作として解析でよく使われる”Gibbs-preserving operations”と呼ばれる操作が、実装の観点から見ると無限にコストがかかることがあることを示し、このクラスの操作の物理的妥当性の再考を促すものになっています。九州大学の田島裕康さんとの共同研究です。 |
2025 4月 | 量子熱力学に関する論文(渡邉、髙木)をarXivに投稿しました。与えられた量子状態の情報を知らなくても最適な仕事を取り出せる「universal work extractor」を導入しました。 |
2025 4月 | 荒井さん、江原さん、大野さん、鈴木さん、大西さんが研究室に加わりました。三橋さんが理研に移られました。 |